正月

正月は家に歳神様をお迎えし、祝う行事になります。
歳神とは1年の初めにやってきて、その年の作物が豊かに実るように、また、家族みんなが元気で暮らせる約束をしてくれる神様。
正月に門松やしめ飾り、鏡餅を飾ったりするのは、すべて歳神様を心から歓迎するための準備になります。
そもそも、私たちの祖先は全てのモノには命がありなんらかの意味があるという「アニミズム」を信仰しており、作物の生命と人間の生命は1つのものであると考えている。
そのため、人間が死ぬとその魂はこの世とは別の世界に行き、ある一定の期間が過ぎると個人の区別が無くなり「祖霊」という大きな集団、いわゆる「ご先祖様」になると信じられている。
この祖霊が春になると「田の神」に、秋が終わると山へ帰って「山の神」に、そして正月には「歳神」になって子孫の繁栄を見守ってくれているのだと言う。

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鏡開き

鏡餅は、大小の丸い餅を重ねて出来ており、橙、譲葉、昆布、裏白の葉などで飾られている。
古来から、お餅は歳神様のご神体であると考えられてきた。
また、餅は”望月”に通じ、その丸い形から家庭円満を象徴するとも考えられており、縁起物としてお正月に飾られるようになった。
この鏡開きの日には、飾っておいて硬くなったお餅をかなづちなどで叩きます。
鏡餅には歳神様が宿っているので、神様とも縁を切らないように「割る」や「砕く」とは言わず「開く」と、縁起のよい表現を使います。
また、鏡餅を食すことを歯固めという。
これは、固いものを食べて歯を丈夫にし、歳神様に長寿を願うことからと言われている。

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